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シールを検討していると、電池の大きさや寿命が気になりますよね。中国製のバッテリーが何年もつのか、不安に感じる方もいるはずです。
結論から言うと、シールの電池はRWDもAWDも82.56kWhのブレードバッテリーで、グレードによる容量の差はありません。
この記事を読むと、容量の数字が走れる距離や充電時間にどうつながるか、劣化を気にするならどこを見ればいいかが分かります。
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BYD シールのバッテリー容量は何kWh?
現行型(2025年10月30日アップデート後)のシールは、RWD・AWDとも電池容量82.56kWhです(BYD公式製品ページ)。違うのはモーターの数と車重で、電池そのものは共通なんです。
まずはグレードごとの数字を並べてみます。
| 項目 | SEAL(RWD) | SEAL AWD |
|---|---|---|
| 電池の種類 | ブレードバッテリー(LFP) | 同じ |
| 電池容量 | 82.56kWh | 82.56kWh |
| 一充電走行距離(WLTC) | 640km | 575km |
| 電費(WLTC) | 148Wh/km | 165Wh/km |
| 車両重量 | 2,100kg | 2,210kg |
| 価格(税込) | 4,950,000円 | 5,720,000円 |
出典はBYD公式製品ページ、価格は2026年10月時点の現行価格です。
『AWDの方が高いんだから電池も大きいのでは?』と思う方も多いはずです。
実は容量は同じで、AWDは前にモーターが1つ増える分だけ重く、電気を多く使います。
だから同じ82.56kWhでも、走れる距離はRWDの方が65km長いわけです。
「バッテリー容量」と「電池容量」は同じ意味
検索するとバッテリー容量、電池容量、バッテリーサイズなど言い方がいろいろあります。
シールの場合はどれも「駆動用の大きな電池にどれだけ電気をためられるか」を指していて、答えは82.56kWhです。
ただ、エアコンやライトを動かす12Vの補機バッテリーは別物です。補機バッテリー上がりの話は故障・不具合の記事で扱っています。
82.56kWhで実際どれくらい走れる?
容量の数字だけ見ても、ピンと来ないですよね。そこで電費をかけ算して、距離の感覚に直してみます。
公式の電費はRWDが148Wh/km、AWDが165Wh/kmです。82.56kWhを電費で割ると、RWDは約558km、AWDは約500kmになります。
『あれ、カタログの640kmより短い?』と感じた方、鋭いです。
WLTCの一充電走行距離は別の試験方法で出した値なので、電費からの割り算とはぴったり合いません。
| 計算の仕方 | RWD | AWD |
|---|---|---|
| カタログの一充電走行距離(WLTC) | 640km | 575km |
| 82.56kWh÷WLTC電費の単純計算 | 約558km | 約500km |
| 高速道路の電費(WLTC高速) | 155Wh/km | 168Wh/km |
| 82.56kWh÷高速電費の単純計算 | 約533km | 約491km |
単純計算は満充電から0%まで使い切った場合の話です。実際は残量に余裕を持って充電するので、使える距離はもっと短く見ておくと安心です。

EVは寒い日や高速道路で電費が落ちます。冬にどれくらい減るかの目安は航続距離の記事で詳しく見ています。
ブレードバッテリーとCTBってどんな仕組み?
シールの電池はBYDが自社で作る「ブレードバッテリー」です。セルを刀の刃のように細長く薄くして、すき間なく並べる作りになっています。
中身はLFP(リン酸鉄リチウムイオン)という種類です。一般にLFPは熱に強く、繰り返しの充電にも強いと言われる電池なんです。
さらにシールは「CTB(Cell to Body)」を採用しています。電池を車体の床そのものとして組み込み、ボディの一部として使う考え方です。
LFPはほかのEVの電池と何が違う?
EVの電池には大きく分けて、LFPと「三元系」と呼ばれる種類があります。三元系はニッケルやコバルトを使う電池で、同じ重さでたくさん電気をためやすいのが特長です。
一方のLFPは、ためられる量では三元系に一歩ゆずると言われます。そのかわり、熱に強く、充電と放電を何度もくり返しても傷みにくいとされているんです。
ただ、どちらが上という話ではありません。シールはLFPを細長いブレード形にして詰め込むことで、82.56kWhという大きめの容量を確保しています。
CTBで何が変わるのか
CTBの良さは、電池が車体の骨組みの役も兼ねることです。シールのボディねじり剛性は40,000N・m/degと公式に出ています。
床が低く重いものが下に集まるので、セダンらしい低い姿勢になります。全高1,460mmに収まっているのもこの作りのおかげです。
- 電池が床に収まり、低い重心で走れる
- 車体の剛性が上がり、ハンドル操作に素直に反応する
- LFPは一般に熱や繰り返し充電に強いとされる
- 電池が車体と一体なので、交換や修理はディーラー任せになる
- 寒い日は電池が冷えて充電や電費が落ちやすい
- 車重はRWDで2,100kgと重めになる
例えば、こんな会話になることもあります。
「電池が車体と一体って、壊れたらどうするの?」
「そこは保証の範囲と、正規ディーラーの点検で見てもらう形になります」
なので、保証の中身を買う前に確かめておくことが大切です。
充電時間はバッテリー容量とどう関係する?
電池が大きいほど、空から満タンまでの時間は長くなります。82.56kWhは決して小さい電池ではないので、家での充電は時間に余裕を持ちたいところです。
| 充電の方法 | 公式の数字 | 目安の考え方 |
|---|---|---|
| 急速(CHAdeMO) | 車両側の最大受け入れ105kW | 充電器の出力と電池の温度で変わる |
| 90kW急速充電器(ブーストなし) | 30分で42kWh(公式・自社調べ) | 42kWhは容量の約半分 |
| 普通充電(AC) | 3kW/6kW対応 | 満充電時間は公式記載なし |
90kW器で30分42kWhは、容量の約半分がたまる計算です。RWDの電費148Wh/kmで割ると、ざっと280km分になります。
普通充電の満充電時間は、公式の製品ページには載っていません。6kWで単純に割ると82.56kWh÷6kWで約14時間ですが、ここにロスが乗るので目安にとどめてください。
- 毎日の充電は満タンにこだわらず、余裕のある範囲で止める
- 急速充電ばかりに頼らず、家や職場の普通充電も使う
- 真冬の朝は少し走って電池が温まってから急速充電する
- 長く乗らない時は残量0%や満充電のまま放置しない
充電のやり方や家の設備については充電方法と充電時間の記事にまとめています。
バッテリーは劣化する?何年もつ?
ここが一番気になるところですよね。
結論から言うと、EVの電池は使っていれば少しずつ容量が減っていきます。これはシールに限らず、すべてのEVで同じです。
『じゃあ数年で走れなくなるの?』という心配は自然です。
ただ、劣化はゆっくり進むもので、ある日突然使えなくなる性質のものではありません。
減り方は乗り方で変わります。急速充電の回数や、満充電のまま置く時間、暑さ寒さの影響を受けます。
例えば、毎日の通勤が往復40km程度なら、82.56kWhの電池のごく一部しか使いません。こういう乗り方なら、毎晩満タンにする必要はないんです。
反対に、週末ごとに長距離を走って毎回急速充電でつなぐ使い方だと、電池が温まった状態での充電が増えます。気になる方は、出発前に家で充電しておき、途中の急速充電は必要な分だけにしておきましょう。
毎日満充電まで入れて、そのまま炎天下に停めておく。毎回の遠出で残量ぎりぎりまで走ってから急速充電する。こうした使い方が重なると、電池には負担が大きくなりやすいです。
劣化の度合いはどう確かめる?
電池の状態は、正規ディーラーの点検で診てもらうのが確実です。BYDには「BYD eパスポート」という、3年目の車検を含む4年間の点検パッケージがあります(公式)。
中古で買う時や売る時も、点検記録が残っていると説明しやすくなります。記録簿は大事に保管しておきましょう。
中古で買うなら電池のどこを見る?
シールは2024年6月の日本発売なので、中古車はまだ年式が新しいものが中心です。それでも、前のオーナーの使い方で電池の状態には差が出ます。
『中古のEVって電池が心配…』という方は、次の3つを販売店に聞いてみてください。
- 正規ディーラーでの点検記録が残っているか
- 電池の状態を診断した結果を見せてもらえるか
- 保証が次のオーナーに引き継げるか、その手続きは何か
この3つに答えてもらえる車なら、安心材料が1つ増えます。反対に、記録がなく説明もあいまいな車は、価格が安くても慎重に見た方がいいです。
中古車の選び方は中古車の記事も参考になります。

バッテリーの保証は何年?
保証の年数や距離は、この記事では数字を書いていません。BYD公式ページの「保証・メンテナンス」で、新車保証と高電圧部品(駆動用電池を含む)の保証を確かめるのが確実です。
ここで見るべきポイントは3つあります。
- 公式ページ「保証・メンテナンス」で年数と走行距離の上限を見る
- 駆動用電池の保証が「容量の低下」まで含むかを確認する
- 見積もりの時に、正規ディーラーで書面の保証内容をもらう
『ネットの情報で十分では?』と思うかもしれません。ただ、保証の条件は改定されることがあるので、契約する時点の書面で見ておくのが安心です。
例えば、商談の席ではこう聞いてみてください。
「駆動用電池の保証は、何年・何kmまでですか?容量がどこまで減ったら対象になりますか?」
この2つが書面で分かれば、ネットの情報に振り回されずに済みます。値引きの話と一緒に保証も聞いておくと、二度手間になりません。交渉の順番は値引き相場の記事が参考になります。
電池のことは維持費や売る時の値段にも響く
電池の状態は、毎月の電気代と、手放す時の値段の両方に関わってきます。
容量が減ると1回の充電で走れる距離が短くなり、充電の回数が増えます。とはいえ電気代そのものは電費で決まるので、急に高くなるわけではありません。
| 電池の状態が影響するもの | どう響くか |
|---|---|
| 走れる距離 | 容量が減った分だけ短くなる |
| 充電の回数 | 距離が短くなる分だけ増える |
| 電気代 | 電費が大きく変わらなければほぼ同じ |
| 売る時の査定 | 電池の状態と点検記録が見られやすい |
年間の電気代や税金を含めた全体の出費は維持費の記事で計算しています。
売る前に電池の状態を見ておく
EVを売る時は、電池の状態が査定で気にされやすいです。点検記録や充電の履歴が説明できると、話が進めやすくなります。
『今のうちに乗り換えも考えたい』という方は、まず今の車にいくら付くかを知っておくと判断しやすいですよ。
買取の値段は時期や地域、車の状態で変わります。1社だけで決めず、何社かの金額を比べてみてください。
シールに乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
シールへの乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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これが、車の買い替えで損をするか、得をするかの分かれ目になります。
すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。
ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
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よくある質問
BYD シールのバッテリー容量はいくつですか?
現行型はRWD・AWDとも82.56kWhです(BYD公式製品ページ)。グレードで容量の差はありません。
AWDの方が電池が大きいのですか?
いいえ、どちらも82.56kWhです。AWDはモーターが1つ多く車重も2,210kgと重いため、一充電走行距離は575kmとRWDの640kmより短くなります。
ブレードバッテリーはどんな電池ですか?
BYDが自社で作るLFP(リン酸鉄リチウムイオン)の電池です。セルを細長く薄くして並べ、シールではCTBで車体と一体にしています。
電池の保証は何年ですか?
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電池の劣化を抑える方法はありますか?
毎日の充電を満タンにこだわらないこと、満充電や0%のまま放置しないことが基本です。急速充電ばかりに頼らないのも効果的です。
まとめ
- シールの電池容量はRWD・AWDとも82.56kWh(現行型・BYD公式)
- 走れる距離の差はモーターの数と車重の差で、RWD 640km・AWD 575km
- 電池はLFPのブレードバッテリーで、CTBにより車体と一体になっている
- 90kW急速充電器なら30分で42kWh、普通充電の満充電時間は公式記載なし
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