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BYD シールを見積もろうとして、グレードが2つしかないことに驚いた方も多いはずです。迷うのは「RWDで十分か、77万円足してAWDにするか」の一点ですよね。
結論から言うと、毎日の移動と長距離の安心を重く見るならRWD、雪道や加速の気持ちよさにお金を払えるならAWDです。この記事では、2つのグレードの違いを数字で並べて、あなたの使い方ならどちらが合うかを判断できるようにしますね。
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BYD シールのグレードはいくつある?
2026年10月時点の現行シールは2グレードです。「BYD SEAL(RWD・後輪駆動)」と「BYD SEAL AWD(四輪駆動)」です。電池・ボディ・内装の基本装備は共通で、違いは駆動方式とモーター、サスペンションです。
いわゆる「ベースグレード」と「上級グレード」で装備が大きく削られる、という分け方ではないんです。
ナッパレザーのシートも15.6インチの回転ディスプレイも、両グレード標準です。パノラミックガラスルーフも同じです(BYD公式製品ページ)。
『ベースグレードだと装備がしょぼいのでは?』と心配になりますよね。ただ、シールの場合はRWDがいわば「基本の1台」で、AWDは走りを足した版と考えると分かりやすいです。
| グレード | 駆動 | 価格(税込) | 一充電走行距離(WLTC) |
|---|---|---|---|
| BYD SEAL | 後輪駆動(RWD) | 4,950,000円 | 640km |
| BYD SEAL AWD | 四輪駆動(AWD) | 5,720,000円 | 575km |
価格は2025年10月30日のアップデート後の現行価格です(BYD公式)。発売時の528万円/605万円から33万円下がっています。値下げの流れはBYD シールの新車価格と値下げの推移で詳しく見られます。
RWDとAWDの違いを表で比べると?
2つの違いを、BYD公式製品ページの諸元から抜き出しました。現行型(2025年10月アップデート後)の値です。
| 項目 | RWD | AWD |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 4,950,000円 | 5,720,000円 |
| フロントモーター | なし | 160kW(217PS)・310N・m |
| リアモーター | 230kW(312PS)・360N・m | 230kW(312PS)・360N・m |
| 0-100km/h加速 | 5.9秒 | 3.8秒 |
| 一充電走行距離(WLTC) | 640km | 575km |
| 電費(WLTC) | 148Wh/km | 165Wh/km |
| 車両重量 | 2,100kg | 2,210kg |
| サスペンション | 機械式油圧可変ダンパー | 電子制御「DiSus-C」 |
| ブレーキキャリパー | 標準色 | 赤 |
| 電池 | 82.56kWh | 82.56kWh |
| タイヤ | 235/45R19 | 235/45R19 |
並べてみると、違うのは「走り」に関わる部分だけなんです。
AWDは前にもモーターがある分、加速が2.1秒速くなります。そのかわり車重が110kg増え、航続距離は65km短くなります。
もっと細かい諸元はBYD シールのスペック・諸元表にまとめています。

装備はどこが同じでどこが違う?
「装備で選ぶ」と考えている方には、少し拍子抜けかもしれません。共通装備がかなり多いからです。
- 15.6インチ電動回転式タッチスクリーン
- 10.25インチ液晶メーターとヘッドアップディスプレイ
- Dynaudioのスピーカー12個
- パノラミックガラスルーフと電動サンシェード
- 前席シートヒーターとベンチレーション
- ナッパレザーのシート
- ワイヤレスApple CarPlayとデジタルNFCキー
- レーダー5個とカメラ1個の運転支援、エアバッグ9個
違いが出るのは足まわりです。
RWDは機械式の油圧可変ダンパーで、路面に合わせて減衰力が変わる仕組みです。AWDは電子制御サスペンション「DiSus-C」です。車がダンパーの効き具合を細かく制御します(2025年10月アップデートで採用)。
見た目の違いは、AWDの赤いブレーキキャリパーくらいです。ホイールは両方とも19インチなので、横から見てもほとんど区別がつきません。
中古で探すなら年式の違いにも注意
中古車でAWDやRWDを探している方は、ここが大事です。2024年6月の発売時モデルと、2025年10月30日のアップデート後モデルでは装備が違います。
| 装備 | 発売時(2024年6月〜) | アップデート後(2025年10月30日〜) |
|---|---|---|
| 価格(RWD/AWD) | 528万円/605万円 | 495万円/572万円 |
| AWDのサスペンション | 電子制御「DiSus-C」ではない | DiSus-Cを採用 |
| RWDのダンパー | 機械式油圧可変ダンパーではない | 機械式油圧可変ダンパーを採用 |
| ワイヤレスApple CarPlay | なし | あり |
| デジタルNFCキー | なし | あり |
| ガラスルーフの電動サンシェード | 全車標準ではない | 全車標準 |
『同じAWDなら年式はどうでもいい』と思いがちですよね。ただ、DiSus-Cやワイヤレス CarPlayの有無は、乗ってからの満足度に響きます。
中古車を見る時は、登録年月と装備を販売店に確かめるのが確実です。選び方はBYD シールの中古車の選び方でも書いています。
『内装で差が無いなら、RWDでいいのでは?』と感じた方、その感覚はかなり正しいです。装備の満足度で言えば、RWDでも物足りなさは出にくいはずです。
加速と走りの違いは体感できる?
ここが大事なところです。0-100km/hの5.9秒と3.8秒は、数字以上に体の感じ方が違います。
5.9秒でも、普段の合流や追い越しで力不足を感じる場面はまずありません!電気自動車は踏んだ瞬間からトルクが出るので、出足はかなり鋭いです。
3.8秒のAWDは、アクセルを深く踏んだ時に背中を押される感覚が強くなります。試乗した人からは「同乗者が驚くほど速い」という声がよく出ます。
例えばこんな会話になりがちです。
「RWDでも十分速いね」<br>「でもAWDに乗ったら、もう戻れない気がする」
AWDは4輪のトルクを細かく制御する「iTAC」を持っています。普段は後ろのモーター主体で走り、強く加速する時に前のモーターも使います(BYD公式)。
雪道ならAWDの安心感は大きい
冬に雪の多い地域へ行く方にとって、四輪駆動は心強い味方です。前後のモーターで路面をつかむので、発進や上り坂で空回りしにくくなります。
とはいえ、AWDでも冬用タイヤは欠かせません。タイヤサイズは両グレードとも235/45R19です。
BYD公式は、製品によってスノーチェーンがボディに干渉するおそれがあると注意しています。使う予定がある方は、購入前に正規ディーラーへ相談しておきましょう。
差は数字より体で分かります。可能ならRWDとAWDを同じ日に続けて試乗してみてください。正規ディーラーによって試乗車のグレードが違うので、予約時に確認しておきましょう。
航続距離と電気代はどれくらい違う?
長距離派の方には、ここが一番気になるところですよね。
WLTCの航続距離はRWDが640km、AWDが575kmです。差は65kmで、RWDのほうが1割ほど長く走れます。
電費の差は、電気代にもそのまま出ます。仮に電気代を1kWhあたり30円として計算すると、こうなります。
| 年間走行距離 | RWD(148Wh/km) | AWD(165Wh/km) | 差 |
|---|---|---|---|
| 5,000km | 約22,200円 | 約24,750円 | 約2,550円 |
| 10,000km | 約44,400円 | 約49,500円 | 約5,100円 |
| 15,000km | 約66,600円 | 約74,250円 | 約7,650円 |
電気代の差は、年1万km走っても5,000円ほどです。これだけでグレードを決めるほどの差ではありません。
ただ、冬場や高速道路では航続距離が縮みます。そうなるとRWDの65kmの余裕が、充電回数の差として効いてくることも。
実際の走れる距離はBYD シールの航続距離は実際何km?で目安を出しています。

補助金を引くと実質いくら?
2026年4月以降、国のCEV補助金はBYD車一律15万円です(2025年度は35万円)。補助金は年度で変わるので、申請時に次世代自動車振興センターで確かめておきましょう。
| グレード | 車両価格 | 国の補助金 | 補助金を引いた額 |
|---|---|---|---|
| RWD | 4,950,000円 | 150,000円 | 4,800,000円 |
| AWD | 5,720,000円 | 150,000円 | 5,570,000円 |
補助金は同じ額なので、グレード差の77万円はそのまま残ります。
自動車税は電気自動車なので年25,000円で、両グレード同じです。重量税の区分も、2,100kgと2,210kgでどちらも「2.5トン以下」に入ります。
東京都など自治体の上乗せがある地域もあります。金額は地域と年度で違うので、お住まいの自治体の公式サイトで確認してみてください。
登録費用やオプション、充電設備の工事費は車両価格とは別にかかります。グレードの差額だけでなく、総額で比べるのがおすすめです。
あなたに合うのはどっち?使い方で選ぶ
最後に、使い方ごとにどちらが向いているかを並べました。
- 冬に雪道や凍結路を走ることがある
- 3.8秒の加速や、しっとりした足まわりにお金を払いたい
- 航続距離575kmでも充電の計画が立てられる
- 赤いキャリパーなど、走りのグレードらしさが欲しい
迷った時の目安は「雪」と「加速」です!
どちらも当てはまらないなら、RWDを選んで後悔する場面は少ないはずです。逆に雪道を走る方は、四輪駆動の安心感にお金をかける意味があります。
『AWDのほうがリセールで有利なのでは?』と考える方もいますよね。EVセダンの買取相場は時期とグレードで動くので、今の時点で断定はできません。
売る時の話はBYD シールのリセールと買取相場で見られます。
- 冬に雪道を走るかどうかを書き出す
- 年間走行距離と、長距離ドライブの頻度を確認する
- RWDとAWDを同じ日に試乗する
- 両方の見積もりを取り、総額で比べる
グレードが決まったら、次は見積もりです。同じグレードでも販売店によって条件が変わることがあるので、複数の見積もりを比べてみてください。
値引きの交渉の順番はBYD シールの値引き相場と限界額で詳しく書いています。
シールに乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
シールへの乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
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ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
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よくある質問
BYD シールにベースグレードはありますか?
現行はRWDとAWDの2グレードだけです。RWDが入門グレードにあたりますが、ナッパレザーや15.6インチ画面などの主な装備はAWDと共通です。
AWDの航続距離は何kmですか?
WLTCモードで575kmです(BYD公式)。RWDの640kmより65km短くなります。冬や高速道路ではこれより短くなるので、余裕をもって計画しておきましょう。
RWDとAWDで内装の違いはありますか?
内装色はどちらもタウマスブラックで、シートや画面も共通です。違いは主にモーターとサスペンション、AWDの赤いブレーキキャリパーです。
AWDの中古車は探しやすいですか?
日本発売が2024年6月なので、中古車の台数はまだ多くありません。年式で装備が違う場合もあるので、中古を見る時は2025年10月のアップデート前か後かを確かめるのが確実です。
グレードで自動車税は変わりますか?
変わりません。電気自動車の自動車税は年25,000円で、両グレード同じです。
まとめ
- 現行シールはRWD(495万円・640km)とAWD(572万円・575km)の2グレード
- 内装や画面などの主な装備は共通で、違いは駆動方式と足まわり
- AWDは0-100km/h 3.8秒で、RWDより2.1秒速い
- 電気代の差は年1万kmで5,000円ほど。補助金15万円は両方同じ
- 雪道を走る、加速にお金を払える人はAWD。それ以外はRWDで満足しやすい





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